大学生のインターンシップ制度のルールが一部改正され、取得した学生情報を採用選考活動等に活用することが可能になり、今後はインターンシップが就職活動の開始と位置づけられる傾向が強まると予想されています。本事業では会員企業(7社)に勉強会や専門家サポートなどによりインターンシップのノウハウを学んでいただき、また企業連携企画で学生を募集するなど、インターンシップ実施について多面的に支援しました。将来的に参画いただいた企業がインターンシップを活用し人材を確保することで、労働環境の改善に繋がることを目的としています。(働き方改革推進支援助成金事業)
合同オンライン座談会を2回開催
オンラインで行った大学生向けの企業PRイベントです。特徴としては参加企業の若手社員に「廿日市の魅力」や「我が社の自慢」をプレゼンしてもらい、まずは学生に親近感を持ってもらおうという企画です。働く情報だけでなく、住みやすさや地域情報などを紹介することで、ライフワークバランスを重視する大学生に好評でした。また、一般的な合同オンライン企業説明会ではなく、「廿日市」をキーワードにして企画したことがイベント参加の動機付けになった大学生もいたようです。
本企画の目的:インターンシップについて多様な支援
取組概要
①インターンシップ支援企画の立案・実施
参加企業への知識装着・各社インターンシッププログラム作成の支援・合同座談会の実施・開催後の学生フォロー方法を立案し実施。
②インターンシップ実施企業への指導サポート
合同勉強会を実施し、参加企業へインターンシップマーケットの知識を学んでいただく。プログラム作成をワーク形式でレクチャー。出会えた学生に対するその後のフォロー方法についても各社個別支援を実施。
③インターンシップ希望学生の募集、調整
各社インターンシップに参加する前の認知きっかけとなるイベント「オンライン座談会」を実施。合同で実施することにより、スケールメリットを活かして学生の認識・不認識業界(例えばBtoB、BtoC)関係なく認知される場を提供。
振返り
①今回の取組でよかった点
各社自社の魅力が伝わるプログラムが作成できた。オンライン座談会参加学生全員が各企業へのインターンシップに参加したいという意思を示していただけた。参加企業も次年度以降のインターンシップ実施方法を習得。合同で実施することにより他社の動き方も参考になったとの声あり。
②今回の取組の問題点
・オンライン座談会はじめ、各社のインターンシップ・説明会への参加人数が少なかった。
・年間で工数をかけ、本企画での接点学生を3月以降の選考に繋げる意識醸成が未整備であった。
今後の課題
①学生のアクションが多い時期(6月~)に集客施策を実施。業界によってはプログラムの見直し。
②新卒採用を実施する前提として、一定工数と1年以上(3年生から就活開始)の時間がかかるという意識作り。